三国志を好きになって、知ったことや考えたことをつれづれと書き留めています。
そこは違うよ〜とかあったら教えてもらえるとうれしい。
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劉封と劉禅
趙雲の生まれ年
三国時代の下着
蜀帝八剣
声に出したい英訳三国志
華佗以外の名医
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劉封と劉禅
劉備の跡継ぎ、劉禅の名前の話。
「禅」という字は、禅譲(天子が皇位を譲る)という意味にあたるので、よくないとなにかの本で読みました。
じゃあ劉備は息子になぜそんな名前をつけたの?ってずっと疑問に思っていたのです。
「封禅」という儀式があります。
中国古代の天子が行った祭祀で、「封」は天を祭ること、「禅」は地をはらい山川を祀る事。
劉備には養子の劉封がいたので、生まれてきた実子に「禅」と名づけることによって
古代の儀式に倣ったのじゃないかと思うわけなのです。
まったくの偶然だとしたら、なおさら運命的。
趙雲の生まれ年
三国志の本で趙雲の生年が158年になっていることがあります。158年だと 劉備よ り3つ年上。
正史だと生年不明のはずなのに、なぜだろうと思っていたら 『三国志演義』で趙雲の年齢が書かれている回があるのです。
第一回北伐時に70歳 (以上)。それから逆算すると、158年生まれになると。
ただまわりの趙雲への接し方が年長者に対するものじゃない場合があるので作者の書き間違いじゃないかという説も。
そこで実際の生まれ年はいつだったのだろう?と考えてみました。
中国の姓氏の本を読んでいると、生まれた年の干支を名前につけるという方法があります。小竜とか、玉兎とか。
「雲」という名に「龍」とあざなをつけるのが自然なら(龍は雲を呼ぶとされているし、陸遜の孫にも陸雲、あざなを士龍という人がいます)
辰年、十二支の龍を意味する年の生まれの人に、雲と名をつけることもあるんじゃないかな、と。
後漢から今の干支は変わっていないんだそうです。そうすると辰年は164年。
趙雲、164年生まれだとすると亡くなったのは65歳。劉備の生まれ年が161年なので、劉備より3つ年下になります。
あくまで想像ですけど、なかなかいい塩梅なのではと思うわけなのです。
三国時代の下着
みんな気になる下着の話。
ひとつは合襠(犢鼻褌)といって、さるまたやショートパンツのようなもの。
下着というよりはそれだけはいて農民は作業していたみたいです。
あともうひとつは、「袴」(ももひき)の前後が開いたもの。
(中国の幼児が今もはいています。お尻がチラチラ見えちゃうの)
その上に「褌」といって円筒形のスカートのようなものをはいていたみたい。
小用をしやすくするためだそうです。
漢時代のものだから三国時代には廃れてしまっているかもと思ったのだけど
魏の尚書郎、韓宣がはいてたそうです。(韓宣:曹植といざこざ起こして曹丕に気にいられた人)
間違ってたら、訂正して!三国志ハカセ〜
協力/ゆづるさん なおゆさん
蜀帝八剣
劉備が221年(帝位についた年)金牛山より鉄を採取して八口の鉄剣を製造し、ひとつは自分、
その他は自分の子供3人と関羽、張飛、趙雲、諸葛亮に一口づつ与えたって話があるのです。
関羽、張飛、趙雲、諸葛亮の4人は、位に関係なく劉備の大切な人なんだねってわかる心あたたまるエピソードです。
(関羽にはどのようにして捧げたのだろう)
しかも唐の時代にそのうちのひとつが出土したとか…。
陶弘景の『刀剣録』に蜀帝八剣の記述があるらしいのですが、おそらく日本では翻訳されていますまい。
今、その剣はどこにあるんだろう…。
声に出したい英訳三国志
黄巾賊=“Yellow Turbans”
イエローターバンズ!
続いて曹操サマの名言
“The only heroes in
the world are you and I.”
「君と余だ!」
“I would rather betray the world then let the world betray me.”
「おれが天下にそむこうとも、天下の人間がおれにそむくことはゆるさん」
完璧な発音でマスターしたいところ。
華佗以外の名医
『三国志演義』第六十回で蜀の使者、張松が蜀生まれの才能に秀でた人物を紹介する場面、
医師の「張仲景」という名前があがります。
彼は実在して「医聖」と呼ばれたすごい人。(ほんとは蜀じゃなくて荊州の人 )
生没年が150〜219年とあるから、劉備(161〜223)とほぼ同世代。
一説には、彼は張の姓を名乗る200人ぐらいの一族の一人で、それが伝染病で10年の間に3分の2が
死亡してしまい、医学を志したとも。
彼は中国ではじめて伝染病の治療に関する書を著して、中国医学の発展レベルを当時の世界最高
水準にまで引き上げたそうです。
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