2009.9.19≪2009.9.20≫2009.9.21

8：00　中国・杭州マクドナルド
　

２日目にして、早くも旅のメインである
孫権子孫の村『龍門古鎮』と
諸葛孔明子孫の村『諸葛八卦村』へ
車チャーターして出発！
まずは『龍門古鎮』…のはずだったのだが…



まさかの事態に唖然とするも、龍門古鎮は明日に変更！

「私の村で１日過ごしなさい」

…そうおっしゃいたいのですか、孔明先生…？

2009.9.19〜9.27
中国旅行記

【登場人物】


ゆづる
曹操好き。魏好き。
しかし近くにあった曹操子孫の村は無視。


さくらさん
呉好き。
「これはひどい」孫権（実話）の漫画に定評がある。


かなた
劉備好き。蜀好き。
諸葛八卦村に移住したいです。



11：00　到着。
停車場には大型バスが並び、土産物売り場やレストランが乱立…
ええ、なんという観光地！…と一瞬ひくも、ちょっと中に入れば静かな街並が。
　　
うおー


『諸葛』と書かれた提灯や…


『孔明飯店』など…
とりあえず、落ち着つけ！
ということで、今日の寝床を確保せねばなりません。
目星をつけていたホテル『花園公萬』を探すことに…
ところが、


み　つ　か　ら　な　い　（take2）


この地図がまたクセモノなのだ。
赤い場所が観覧ルートなのだが…
行きたい場所に全然たどりつけない！

『花園公萬はどこ！？』
観光客丸出しで、手当たり次第聞きまくる。
あっちあっち、そっちそっちと、
導かれて、『天一堂』の中へ。
ええ？ここ庭園じゃないの？？
様々な植物（薬草？）が鉢に植えられたそこは
まるで孔明先生の庭を彷彿させる、よい趣きがあるのですが…
　
シカ！！


ん？


あったー！

　　
『花園公萬』※おそらく観光客用のホテル
３人部屋で180元（2500円）くらいだっけ？（１人の値段じゃなく1部屋の値段）
十分キレイ。シャワーの勢いがない以外は、快適です。
予約受付に対応してくれたのも、諸葛さんという女性の方。
「一緒に写真撮ってください！」と頼んだのですが、恥ずかしがっちゃってダメでした〜。
今日は、私達以外の泊まり客はいないみたい。

さてさて、探索開始！


　
『天一堂』からは、諸葛八卦村を一望できます。

　
村の中心ににある池は、太極図を模しています。


ほんの少しの間降った、糸のように細い
涙雨が印象的だった『大公堂』



　　

　　

一息ついて、ご飯！

入り口近くに並ぶ、観光客用レストランでご飯。
豪快なご飯が嬉しい。


おっと、村の中程に雰囲気のいい食堂見っけ！
夜はここで食べましょう。



　
細い路地が入り組んでいて、歩いてるだけでワクワク。
地図など捨ておいて、気の赴くまま歩くべし。
他の観光客も「ちょｗｗここどこｗｗｗｗ」って感じでウロウロ…
ふふ、迷ってる迷ってる（私たちもだが）

　

　　


池の周囲を囲むお土産屋さんで、仏像を彫るお兄さん。

観光ルートをなんとか全て制覇し
一息ついて、池のほとりでお茶することに。
そこで皿にもられて「デン」と出てきたお茶請けは
…柿…？？？


匂いもカタチも柿なのですが（トマトのように赤い）
問題は…ブヨブヨしている…
おそるおそる皮をむいて食べてみると、

私、固い柿しか食べたことなかったんですが
これが完熟柿っていうの？
干し柿のような糖度を持ちながら、ネチョネチョしてる中身。
私の反応を見て安心して食べ始める、ゆづるとさくらさん…
ちょ、毒見させるなッ

日も落ちてきて観光客の姿は私達以外に見あたらず、
村の人もご飯食べたり、お茶飲んだり、
池のほとりでほっこり…

おばちゃん、ありがと！
明日の朝ごはんはここで食べるよー。

さて、そろそろ夕飯にしますかーと
立ち上がった瞬間…
　
わーッ　ライトアップ！

池のほとりは、お母さん達が洗濯する「パンパンッ」という音が耐えやまず、
距離の離れた場所にいるおばちゃん同士が池の周りに反射する大声で会話し、
仏像を彫る手を休めたお兄さんの店のラジオから音楽が流れてくる…
イキイキした、いい村じゃないかー。


（放し飼いのニワトリが机の周りでコッコッ言ってる）
昼間見つけた食堂。これがほっとする家庭の味で美味しかった〜。
すぐ近くの席では、２人の小さい兄弟とお母さん達が話していて
（食堂というより普通の家で、ごちそうになってる感じ）
あったかい雰囲気なんだ。

その後も様々な古鎮をめぐるのですが
みんなのお気に入りは満場一致で、『諸葛八卦村』でした！
村の雰囲気もさることながら、１日ゆっくりできたのは大きかった。
（災い転じて…）
また来るからね！






≪次回予告≫
『西湖のほとりで雨に打たれるゴミ袋』の巻

つづく…